ARの種類

ARの種類

ARの種類には、一般的に「マーカー型(画像認識型)」「GPS型(位置認識型)」「平面認識型」「物体認識型」の4タイプがあります。
様々な考え方がありますが、当社ではARの種類=ARを出現させるためのトリガー(が何か)として紹介いたします。

また、クラウドサーカスでは「AR(拡張現実)で何ができるか分からない」「自社に近しい活用事例が知りたい」方に、AR活用事例集をご案内しています。
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マーカー型(画像認識型、ビジョンベース)
ARを出現させるためのトリガー マーカー型

写真・画像・建物

画像や写真などをマーカーとして登録し、マーカーを認識するとARコンテンツ情報(動画や3D、マップ)が表示。

特徴

特定の写真やイラスト、文字を画像認識。特徴点が一致すると、ARコンテンツが自動的に出現。

画像をトリガーにしてARコンテンツを表示させるため、照度や環境などに左右されやすい。

マーカー型には「指定マーカー」(※1)と「フリーマーカー」(※2)の2種類がある。

企業のプロモーションやマーケティングに多く利用されており、COCOARサービスもマーカー型にあたる。

活用シーン
  • リアルイベント
  • 商品・パッケージ
  • カタログやポスター、書籍・広報誌などの紙媒体
  • 芸能人・キャラクター
  • 写真・画像投稿型SNS
  • 店舗

指定マーカー(※1)

決められたルール内(例:四角い黒枠で囲ったもの)で作られたもののみARマーカーとして登録できる。
そのマーカーの上にARコンテンツを表示。
単純な特徴点で表現されているため認識速度や安定性は良い。

指定マーカーは決められたルール内でマーカーを作成

フリーマーカー(※2)

イラストや写真など、画像として認識できるものはARマーカーとして登録できる。
そのマーカーの上にARコンテンツを表示。
印刷済みのカタログやポスターなど何でもマーカーの代わりとして利用できるため、自由度が高い。

フリーマーカーは写真、画像など自由にマーカーを作成
GPS型(位置認識型、ロケーションベース)
ARを出現させるためのトリガー GPS型

位置情報

スマートフォンなどの端末の現在位置をGPSで取得し、付近に設定されたARコンテンツを表示。

特徴

予め「この場所にこのARコンテンツを出現させる」とGPS情報と連動させて設定しておき、設定された場所に向かってスマートフォンなどの端末をかざした場合コンテンツが出現する。

位置情報に加えて、方位やデバイスの加速度センサーなどのデータと組み合わせて、より精度の高い場所にデジタル情報を表示することも可能。

現在の位置から目的地まで迷わずにたどり着けるよう、MAP系サービスに多く利用されている。

活用シーン
  • Google Mapなどの道案内サービス
  • ゴルフ場
  • 建築物・建物
  • 観光地
  • 位置情報と連動したゲームアプリ
平面認識型
ARを出現させるためのトリガー 平面認識型

タップアクション

スマートフォンやタブレットの画面をユーザーがタップすることでARコンテンツが出現。

特徴

カメラやセンサーなどを通じて、現実世界の空間(高低差や大きさ、奥行きなど)を認識し、ARコンテンツを配置(表示)することができる。

それにより、床面や机の上などARコンテンツの出現位置を自分で決めることができる。

産業分野での業務効率向上や、家具・家電などの配置シミュレーションに利用できる。

活用シーン
  • 家具・家電
  • キャラクター
  • ゲーム
  • イベント
  • 製造業・建築業などの産業分野
物体認識型(立体認識型)
ARを出現させるためのトリガー 物体認識型

立体物

特定の三次元の立体物を認識すると、関連するARコンテンツが表示。

特徴

物体認識型は、マーカー型と同じようにカメラで立体物の特徴点を解析し、立体物のかざされている面に対してその面に出現するように設定されているARコンテンツを表示させる。

対象物を360度どこからでも認識するため、フィギュアや商品などあらゆる三次元の立体物を認識できるが、マーカー型に比べて3Dデータを扱うような専門性の高い作業が必要。

活用シーン
  • 商品・パッケージ
  • おもちゃ・フィギュア・スケールモデル
  • 製造業・産業機械・自動車などの産業分野

ARの活用シーンに合わせて適切な種類を選ぼう

ARの種類ごとに、特徴や活用できるシーンが変わってきます。
例えば、マーカーARは「マーカーにかざす」、GPS型は「その場所へ行く」という物理的な動作が伴います。だからこそ、体験した時のうれしさ、楽しさ、リアルとデジタルの質の高い融合体験を得ることができるでしょう。(もちろん表示コンテンツの影響が大きいです)
逆に、平面認識型が一番手軽に体験できるからこそ、何度も体験したくなったり、SNSでもリンク1つで体験できるので、様々なチャネルで拡散されやすいでしょう。
このように、体験ユーザーの導線や、手軽さ、目的などを考えて設計することが重要です。

難しそう、と感じる方もいるかもしれませんが、AR企画を作ったことがある人はまだまだ少数なため、ARサービスを提供する企業と一緒に作り上げていく方が効率的です。

また、ARがわかる資料3点セット(サービス・事例・体験サンプル)をご用意したので、ぜひこちらもご覧ください。

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