地域の観光資源+ARで新しいエンターテイメントに!学生も交えて高い評価を得るイベントを実現/有限会社EAT&LIVE様

地域の観光資源+ARで新しいエンターテイメントに!学生も交えて高い評価を得るイベントを実現/有限会社EAT&LIVE様

クラウドサーカス株式会社が提供するARツール「COCOAR」を導入されているお客様の事例をご紹介します。
今回は、有限会社EAT&LIVEの水口 晶様に取材をさせていただきました。














内容まとめ
✓「木曽川下り」を復活させるにあたり、最新の技術を使ってエンターテイメントとして昇華させたいという思いから、COCOARを導入
✓地元の高校生によるアイデアソンで出てきた案から2種類のARスタンプラリー×ライン下りイベントを実施、24名が参加
✓地元高校を絡めた企画、飲食店への導線が大好評!メディア取材も複数入り、今後につながる企画を実現


















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会社紹介

岐阜県にある長良川および木曽川周辺をフィールドとした、キャンプ、ラフティングツアーなどのアウトドア体験事業運営、公共公園の受託管理業務などをしています。

有限会社EAT&LIVE様
https://earth-ship.co.jp/ 

コンテンツ・企画制作は株式会社CS.2様にご協力いただきました。
名古屋に拠点を置くトータルメディア制作会社で、TVCMやイベントの映像企画・制作、グラフィックデザイン、ロゴ、広告、Webまで幅広く企画制作が可能です。

株式会社CS.2様
https://cs-2.jp/

AR技術を取り入れ、古くからあるものを新しいエンターテイメントに

──今回COCOARを、木曽川下り体験でのスタンプラリーイベントに導入されました。
水口様昭和の時代からやっていた、岐阜県美濃加茂市の「木曽川下り(観光遊船)」を再現するにあたり、そのものを再現する+最新の技術を入れ込み、エンターテイメントとして昇華させたいという思いがありました。
そういった考えでいろいろと調べていたところ、制作会社さんとつながるご縁がありまして、COCOARを紹介していただいたというのが今回の流れになります。

──COCOARのお話を聞いた際、率直にどういう印象を持たれましたか?
水口様技術と、キャラクターが中で動いているときの見え方に興味を持ちました。制作会社の株式会社CS.2さんがその部分をあわせて「こういうキャラクターがこういう動きをします」と、体験画面を使い具体的に提案いただけたのは良かったです。


\ 3分でわかる!/
「COCOAR(ココアル)」とは?
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──木曽川下りは10年ほど前まで行われていたと聞きました。どういう経緯で停止となり、今回再開に至ったのでしょうか。
水口様バス旅行が少なくなるなど観光の形が変わり、多い時には年間80万人ほど来ていた木曽川下りの参加者が、年間数千人にまで落ち込みました。その結果、運営会社が2012年に運航を停止したんです。

しかし、木曽川のある美濃加茂市というエリアは観光資源をあまり持っていない場所です。木曽川のライン下りは市のアイデンティティにもなっていたので、復活させたいという気持ちがありました。

木曽川下りを復活させるという話はインパクトがあり、応援したいという地域や周囲の後押しがありましたし、県から補助金も出ることから、再開させようという話になりました。 

▼木曽川ラフティング
ライン下り

学生アイデアソンを実施し、川から市内へつながるイベントを開催

──自然を使って観光誘致しようと思うと、なかなか差別化しにくいかと思います。そういった中、ARを取り入れることについて、自治体や周囲の方々はどういう反応でしたか。
水口様自治体の人たちは元々、「木曽川下りを復活させてくれるなら非常にありがたい」「後押ししたい」という雰囲気がありました。そういった点も含め、アイデアレベルで発表したときも、実際に見てもらったときも非常に評価は高かったです。


木曽川下りのイベントでは、高校生の発案でスタンプラリー形式にして「スタンプが集まったら市内のカフェでパフェが食べられる」という内容を取り入れました。今までライン下りは川で行うアクティビティとして完結していましたが、こういった取り組みを入れることで、市内の業者をつなぐこともできました。

観光客に船に乗ってもらい、スタンプラリーの景品としてパフェがゲットできたら、パフェを販売しているお店に誘導できる、という仕組みは今までになく、今回ARを使うことによって実現できた流れです。こういった部分で、非常に評価は高かったです。

──学生向けのアイデアソンを開催されたのですよね。
水口様そうですね。高校生を募り、アイデアソンを行いました。若者向けと大人向けで、問題の難易度が異なる2パターンの課題を用意し、2回に分けて実施。延べ30名ほどが参加しました。

今回のイベントには、入賞した2種類のアイデアを採用しています。

大人向けのアイデアは少し難易度が高く、内容を誘導した部分もあるのですが、若者向けのパフェのストーリーについてはストーリーやキャラクターなど、ほぼ学生のアイデアをそのまま採用しました。

▼アイデアソンの様子。課題の解決策について、各々が意見を出し合い、チームで整理し、最後は発表していく流れ。
学生のワークショップ

ARを使った話題性もあり、メディアに取り上げられるなど高い評価を得た

▼大人用と子供用の2種類のスタンプラリーを用意
2種類のスタンプラリー

▼パンフレットにタブレット(COCOARのARカメラ)をかざすと、キャラクターが動き出し、パフェを探す旅がスタート!
スタンプラリー開始

──スタンプラリーは1日限定で開催しましたが、何人ほど参加されましたか?
水口様午前、午後の参加者をあわせて合計24名が参加し、全員がスタンプラリーをコンプリートしました。ラフティングツアー参加後には、地元の飲食店の割引券も配布しています。
1日限定で開催した、大変贅沢なイベントになりました。予約時点で枠が埋まり、開催地や周辺地域の方に参加いただきました。

──スタンプラリー参加者からはどのような声がありましたか。
水口様年配の人は難しかったみたいですね。iPadを使う内容でしたが、iPadを使ってマーカーを読み込むことに慣れていない方が多く、少しわかりにくかったかもしれません。若い人ほどマーカーを読み込んでクイズに答えて、という流れはスムーズでした。

──地域の高校生が企画設計に参加しましたが、高校生や学校からはどのような声がありましたか。
水口様今回の企画には、地域周辺の学校が3校絡んでいます。1校だけに絞らなかったことは評価されましたし、開催地から一番近い高校では校長や学校の教員から非常に評価いただき、後日、「地域の中で事業を作っていく」という内容の講演会にも呼ばれました。地元の学校からはポジティブな意見を多くいただきました。

──地域の方々からはどのような声がありましたか。
水口様そもそもの目的だった「ライン下りを復活させた」という点の評価は高かったです。また、AR技術を使ったという話題性もあり、古くからあるものを現代版にして実施したという点が非常に評価され、新聞やメディアにも取り上げられました。総じて、地元の方に好評なイベントとなりました。

まだまだ課題は多い。改善策を考え、アウトドア×テクノロジーでできる幅を増やしたい

──水口様にとって今回のイベントの結果をどのようにとらえていますでしょうか。
水口様パーフェクトではありません。まだまだこれからという感じで、課題はたくさんあります。例えばiPadを持たせるというのが手間だったので、個人のスマートフォンでできないかという部分や、流れの激しい所に行くとiPadを防水バッグに入れる必要があるなど、出し入れしてもらう手間もあったので、改善したいと感じました。


また個人のスマートフォンを使えるようにしても、川の上で落とされてしまったらどうしようもありません。AR技術を使っていくにあたり、こういった問題をどうやってクリアしていくのか、という課題を感じています。

他にも、AndroidとiPhoneはひとしく使えるのか、外国人は利用できるのかという点や、アプリのダウンロードが必要な点、また、川下りにしても、今回はショートコースで実施しましたが、長いコースで実施するには安全性の問題をクリアしなければいけません。

今後も引き続き、山や川などのフィールドとARなどのテクノロジーを絡め、新しいものを生み出せたらおもしろいと思っています。
 
──ありがとうございました!

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COCOAR編集部

この記事を書いた人

COCOAR編集部

導入実績7,100社以上を誇るARプロモーションツール「COCOAR(ココアル)」​のプロダクトチームが運営。 2012年からARアプリ「COCOAR」をはじめ、ウェブAR「LESSAR」を開発・提供しているクラウドサーカスが保有する「AR」に関するお役立ち情報を配信しています。


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