参加者の約90%が「また参加したい」と回答!ご当地キャラと仲間を集める「ストーリー型ARスタンプラリー」で、文化・歴史にたのしく触れられる周遊施策に成功!

参加者の約90%が「また参加したい」と回答!ご当地キャラと仲間を集める「ストーリー型ARスタンプラリー」で、文化・歴史にたのしく触れられる周遊施策に成功!

今回は、茨城県結城市にてAR×観光プロモーション「まゆげった大合戦」を企画・実施された株式会社TMO結城様(以下、TMO結城様)のCOCOAR活用方法についてご紹介します。















内容まとめ

✔御朱印ARでの周遊施策を検討中に、クラウドサーカスの「COCOAR」が、観光付加価値の創出や3D表現で求めた精度にマッチしており、導入。

✔チャットボット「IZANAI」と組み合わせて、ストーリー仕立てのスタンプラリーAR企画を実施。

✔ご当地キャラをメインにした企画のキャッチーさと、参加方法のわかりやすさから、市内はもちろん市外から他イベント目的で訪れた多くの方も参加!

10段階で9点という非常に高い満足度と、89%以上の再参加意欲を獲得できた。













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会社紹介

株式会社TMO結城様は、中心市街地の活性化を図るため、市内外の機関と連携し、さまざまな企画・調整を担う組織です。
TMOとはTown Management Organizationの略称で、一般的には「まちづくり機関」と呼ばれています。


結城市様の紹介

茨城県西部に位置する結城市は、鬼怒川に面しており、多くの河岸で江戸や銚子、東北などとつながり独自に発展を遂げてきた地域です。中世紀ごろにこの土地を治めていた結城 氏が築いた城下町の町割を残しており、歴史や伝統を感じられます。

同市で作られる絹織物”結城紬”はユネスコ無形文化遺産に指定されており、そのほかにも文化財や史跡が多いのが特徴です。また明治初期の見世蔵を改修して作られた「結城蔵美館」は風情のあふれる展示施設です。


背景:ARで御朱印めぐりを検討も、スタンプラリー型に方向転換

はじめは「御朱印でARをしたい」というご相談から、企画検討がスタートしました。

ただ、様々な要因から統一的な企画がむずかしいケースがあったため、当初の御朱印AR企画をそのまま実現することができませんでした。
そこで、結城市マスコットキャラクター「まゆげった」のARスタンプラリーをメインとして、御朱印も巡れるような企画に方向転換することに。スタンプラリーを採用したのは、よりたくさんの人に周遊してもらえるイベントにしたい、という意図もありました。


選定理由:観光的価値や観光導線の創出を実現できる「COCOAR」を選定

選定理由として、ARコンテンツの作成はもちろん、丁寧なヒアリングと提案力、チャットボットツール「IZANAI」による利活用の促進と、管理ツールによる容易なコンテンツ運用をあげていただきました。

また、「既存の観光資源にAR技術による付加価値を作りたい」「それを活用した観光導線を創出したい」といった背景・狙いから、両方を実現できる「COCOAR」「IZANAI」を活用いただくことになりました。

もともと「御朱印の上にARを出現させる」というARを企画していたため、高い精度で3Dコンテンツを再現する必要がありました。そのため簡易的にQRコードを読み取るようなAR体験ではなく、専用アプリをダウンロードしてARを体験する「COCOAR」を選定していただきます。

さらに、チャットボット「IZANAI」を活用することで、スタンプラリーにストーリーを持たせて体験性の向上(スタンプラリー完了率向上・満足度向上)を狙いました。





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企画内容:オリジナルARスタンプラリー「まゆげった大合戦」

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スタンプラリーは、まゆげったのライバルキャラクター(オリジナル)とのストーリー仕立てになっており、結城市にちなんだキャラクターをまゆげったの仲間として集めながらスタンプラリーを進めて、街を守るというストーリー設定です。

それぞれの場所に設置されたマーカーをスマホカメラで読み取ると、結城市のマスコットキャラクターが飛び出してきて、スタンプをゲットできます。

まゆげったの仲間は、たとえば御手杵(おてぎね)という槍の職人が出現して「この槍を持っていきな!」とアイテムをゲットできると、まゆげったがパワーアップしていく仕組みです。


まゆげった大冒険体験フロー

結城市は車がなくてもまわれるようなコンパクトな街のため、市のさまざまなところにマーカーとなるポスターを設置し、参加方法についてもわかりやすく記載しました。当初の企画であった御朱印もまわれるようにスタンプを設置しています。

スタンプラリーは、ファミリー層にも気軽に参加してもらえるようハードルを下げ、3つのスタンプを集めるとストーリーが終了し、仮のエンディングが出現します。最終的に6箇所すべてのスタンプを集めていただくことで、しっかり楽しんでいただくこともできます。



ストーリーはチャットボット「IZANAI」で進行し、チェックポイントを通過するとチャットボットで物語が進むようになっています。

チャット上で疑似的に会話しながら、次のスポットを案内してくれて、イベントページに遷移します。


また今回の取り組みにおいては、一度つくったコンテンツをテコ入れせずに1年間続けていく必要がありました。途中で追加の変更や告知ができないことからも、ポスターやリーフレットをたまたま目にした方が気軽に参加できるよう、「わかりやすさ」はとくにこだわった部分です。


実施結果①:わかりやすさを追及、偶然訪れたユーザーも気軽に参加

23年3月末にスタートしてから約半年間での集計数値です。

スタンプラリー達成率45.5%が非常に高い数値。また、スタンプを3つ貯めたユーザーの80%以上はスタンプを6個貯めており、離脱率が非常に低いため、しっかり6個のスタンプを獲得しようと、周遊していることがうかがえます。

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また、アプリのダウンロードやスタンプのため方がわからない、といった声はほとんどなく、離脱につながるような話もありませんでした。ここは、「わかりやすさ」を重視した結果になっていると思います。

ポスターには参加方法を丁寧に記載していましたし、Instagramに遊び方の解説動画を掲載していたのも効果的だったのかもしれません。 またコンテンツを更新できないことを逆手にとって、1年通年でつかえるようなシンプルな内容にしたことで、市外から訪れた方も企画を発見してすぐに参加できるような集客設計にしたのも成果要因だったと思います。


実施結果②:約90%が"また参加したい”と回答!

今回の企画での集客施策は、現地のポスターやリーフレットのみでした。1年間おなじコンテンツで運営する必要があったなかでも、スタンプラリー形式を採用してこれだけたくさんの方に参加していただけたのは大きな成果です。
これは、気軽に参加できる点が大きかったと思います。

また特筆すべき点は、満足度と再参加意欲が一般値より大きく高かったことでした。 一般的な平均値は、満足度が7.2、再参加意向が66%のところ、今回の企画では満足度が9、再参加意向が89.6%を記録しました。

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自治体がARを活用するメリットと注意点

AR事業に取り組んでいる結城市様に、自治体がARを活用するメリットと注意点についてお聞きしました。

メリット

ARは、自治体が活用するうえで、人的コストを要さない自立型のコンテンツである点は非常に大きなメリットでした。運用も簡略化できますし、歴史や文化といった魅力が伝わりにくい観光資源に対して、アクティブに情報発信ができるため、とても効率的な運用ができるツールだと思います。

注意点

ARコンテンツによる自治体事例はまだ少なく、成果目標の設定は難しく感じました。またユーザーがAR体験をするまでのプロセスは、ポスターなどでイベントを認知したあと、やり方を調べてアプリをDLして撮影して…と思ったより手間がかかりました。これらは次回への課題だと思います。

_____________ありがとうございました!

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